面接で定番の質問といえば、サークル活動や部活動についての質問といえます。
今就活をされているみなさんも、面接で必ず一度は聞かれたことのある質問であると思います。
皆さんは、自分のサークル・部活体験や学んだことの中から、企業が欲してくれるような人物像を作り上げでアピールすることができていますでしょうか?
またそもそも、どんなことを知りたくて質問するのでしょうか。
今回は、実際に良く聞かれる「サークル活動や部活動に関する質問4つ」と、回答する際の効果的なポイントをご紹介します。
面接で多い「サークル・部活」に関する質問
今回は、以下の4つの質問について、面接官が何を知りたいのかを分析していきます。
1.なぜそのサークル(部活)を選んだのですか?
2.サークル(部活)の中でどんな役割でしたか?
3.サークル(部活)で学んだことは何ですか?
4.活動の中で一番辛かったことは何ですか?
この質問で面接官は、あなたが何かを選択する時の「選択基準」をチェックします。
自分が所属する組織を選択するときに基準としたものには、その人ならではの考え方や価値観が表れます。
まずは、そのサークル(部活)へ入ることを決断するに至るまでの経緯やきっかけ、動機や理由を簡潔にまとめ、説明しましょう。
ただ、「きっかけ」だけで回答を終わらせてしまうと、どうしても表面的な回答になってしまいますので、活動していく中で追いかけた目標や結果があれば付け加えましょう。
あなたの経験したサークル活動(または部活動)にかける想いが強ければ強いほど、あなたの価値観も強く伝わるでしょう。
この質問では、あなたがチーム内の他の人間に与える「影響力の大きさ」を見ます。
集団の中で、あなたはどんな役割を担い、具体的にどのような活躍をしてきたのかを伝えましょう。
出来るだけ具体的に話すことで、あなたが組織にどれだけの影響を与えていたのか、社会の現場ではどのような意識を持って働いていけるのかがイメージされます。
ただ「部長をつとめました」「副部長をつとめました」と高い役職をアピールすれば好評価に繋がるわけではないのでご注意ください。
大切なのは、エピソードの内容です。
特に名前のつく役職を担った経験がない方でも、心配する必要はありません。
なにも役職がなかった場合は、自分がチーム(組織)の中で仲間のために貢献してきたことを思い出してみましょう。
話し合いの場で意見をまとめたり、悩んでいる仲間を励ましたり…小さなことでも、何か率先して行ってきたことがあるはずです。
チームで活動することで得た協調性や、自分自身のスキル向上に費やした努力などをアピールしてみても良いでしょう。
学んだ事の質問では、サークル(部活)の経験を棚卸しして、これまでに何を得て、何を学び、どう成長できたかを説明しなければなりません。
特にこの質問は面接官が一番知りたがる部分ですので、エピソードを交えてより一層具体的に話す必要があります。
回答の組立てに当たってはまず、目標→成果で基本の軸を作り、結論として「今後どう活かしていくか」を語るのが大切だということを覚えておいてください。
この時に注意すべきなのが、「今後どう活かしていくか」の部分が応募先の企業で活かせる内容でないとあまり効果がないということです。
入りたい企業、就きたい職種にとって的はずれなアピールをしないよう、事前にしっかり企業研究を行い、自分の経験で学んだことと照らし合わせることがとても大切です。
求められる人材像に近付ける「強み」や「エピソード」を準備しておきましょう。
困難や課題に関する質問は、それに対してどのように向き合い、どのように解決してきたのかが問われます。
まずはどんな課題に直面したのか、その時の状況を簡潔に伝えましょう。
個人での努力だけでなく、他者とのコミュニケーションの中でも課題を解決してきたかどうかまでを問う企業もあるので注意すること。
工夫・努力して取り組んだ結果、努力が結ばれたエピソードがあれば好ましいですが、必ずしも目標が達成されたものでなくても大丈夫です。
大事なのは結果の良し悪しでなく、あなたが壁にぶち当たったときにどのように考えて行動したのかという「結果に至るまでの思考プロセス」です。
このプロセスと実際に行った行動を見て、仕事でも活躍できる人材かどうかを判断するのです。
まとめ
サークルや部活動で得たことを就活で上手にアピールするのは意外と難しいため、事前の準備を必ず行う事をおススメします。
今回ご紹介した質問への効果的な回答法を参考にして、面接だけでなく自己分析にも活かしてみてください。
部活動の経験を棚卸しして、これまでに何を得て、何を学び、どう成長できたか、その時の自分の想いなどを一つひとつ思い出しながらまとめてみましょう。
部活内の仲間に、自分について客観的な意見を聞いてみることも有効です。
サークルや部活で得た経験を就活の場面で上手にアピールして、内定を獲得しましょう!