面接会場でのマナー態度は意外と見られている!
面接が決まったけど、 どんなマナーで振舞えば良いかわからない…と、面接当日の流れや立ち振る舞いなどのマナーに不安を抱えているという方も少なくないのではないでしょうか?
面接の細かいマナーを知らずに臨んでしまうと「社会人としての常識がない」と判断され、不合格となってしまう可能性が高くなってしまいます。
今回は、知って実践するべき面接の基本マナーを、受付~退室までのプロセスごとに分けて細かくご紹介します。
受付
スーツやシャツ、髪型が乱れていないか、ネクタイはしっかりと締まっているか、靴やカバンは汚れていないかなど、面接会場のある建物に入る前までに鏡を使って確認します。
携帯電話も必ず電源を切り、スーツのポケットではなくカバンに入れておきましょう。
面接の受付に向かう最適な時間は、面接開始時間の10分前です。
早く着きすぎてしまうと、担当者がすぐに応対できず迷惑となってしまう可能性があります。
また、逆に面接時間ギリギリに受付をしてしまっても時間にルーズな印象を与えてしまうでしょう。
早すぎても遅すぎても、企業側に迷惑を掛けてしまい良い印象を与えることはできません。
10分前には受付できるように、20〜30分前までには会場の近くにいるようにするのが理想的です。
入室~着席
入室したら、自分から明るい声のトーンではっきりと挨拶をしましょう。
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○大学の●●と申します。宜しくお願いいたします。
入室した際の一礼は、面接官に対して45度でお辞儀をします。
お辞儀の角度には、その状況に応じた最適な角度の目安があります。
しっかりとしたお辞儀は礼儀正しい印象を与えられますので、意識して行いましょう。
さらに、頭を下げたところで少し静止すると見栄えがよくなります。
コートを着ている場合は面接会場に入る際に脱いでおきましょう。
会場に入る前にコートを脱ぎ、腕にかけた状態にしておくのが一般的です。
面接室に入る前にはコートを綺麗に畳んでおき、面接室に入ったら自分の荷物の上に置くようにしましょう。
自分の席の背もたれにかけるのはマナー違反となり失礼です。
企業によっては控え室などを用意せず、面接室で面接官を待つケースもあります。
その場合は、面接官が入室したら起立してドアの方を向き「よろしくお願いします」と挨拶をしましょう。
座った状態でいると失礼に感じる面接官もいるため、必ず立って面接官を迎えるようにすること。
面接
面接中に面接官がチェックしているのは、話している内容だけではありません。
立ち振る舞いや言葉遣い、姿勢、コミュニケーションの取り方など、自社のビジネスパーソンとしてふさわしいかという点を、総合的に判断しています。
面接時、意外と目立つのが着席しているときの姿勢です。
椅子には深めに腰掛け、背もたれには決してよりかからないようにしましょう。
また、自分が意識していなくとも出てしまう癖にも気を付けましょう。
髪の毛をいじったり、貧乏揺すりをしたり…いざというときにボロが出ないよう、 自分がどのような癖を持っているかきちんと把握してから面接に臨むようにしましょう。
人は、緊張しているといつもより早口になる傾向にあります。
口の中でモゴモゴと話すのではなく、ひとつひとつの言葉をきちんと発音しましょう。
声の大きさは大きな声のほうが「元気がある」「やる気がある」「気が強い」印象を与えやすく、自分自身にも気合が入ります。
元気がある人のほうが、面接官としても、今後の成長に期待するはずです。
受付の方や面接官が話し終わるまで待って、必ず話すようにしてください。
相手が話している途中に割って話し出すのは失礼です。
また、話し終わり直後にすぐに話し始めるのも、相手に不快感を与えてしまう可能性があるので気を付けましょう。
離席~退室
面接が終了したら、「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」と自ら進んで挨拶をしましょう。
速やかにテーブルの上のものを片付けて、バッグを持って立ち上がります。
退室前には、「失礼いたします」の一言を忘れずに!静かにドアを閉め、退室しましょう。
まとめ
会社訪問や面接の各段階における立ち振る舞いは採用担当者の目に直接触れやすいため、なにか粗相があればマイナス評価を受けやすくなってしまいます。
たとえ受け答えだけが完璧にできていても、面接の内容以外で判断されてしまう可能性も大いにあります。
一貫して気を抜かないように強く意識して臨むようにしましょう!