自己紹介
田口大樹(たぐち だいき)
大学4年生から4年間、人力車の車夫として全国を走り回る。
その後建設会社で働き、人力車で培ったコミュニケーション力をより活かそうと、以前から興味のあったエージェントに就職。
求職者の方に「転職を楽しんでもらいたい」、そんな人力車時代のエンターテイナー要素を忘れずに、常に相手にワクワクを届けたいという熱い思いを持ちながら、日々求職者に向き合っている。
主にどんな方々の転職サポートをしていますか?また得意や知見がある業種や職種などはありますか?
私が担当する方は、23~30歳が多いですね。
業界未経験の方がほとんどで、製造系エンジニアなどのIT転職の支援実績が多いです。
製造系エンジニア8割、IT系エンジニア2割くらいのイメージです。
今力を入れているのは、営業職の転職支援です。
転職成功された方の年収相場はどれくらいでしょうか?
年収は大きく上がる方で100万円近く上がる方もいますが、平均して50万円アップくらいが多いです。
ボーナスの有無で年収にも大きな差が出るので、なるべく求職者のご要望に応えるように努めています。
転職された方の具体例を教えて下さい。
今までキャリアの実績がほとんどないような方たちが「一生もののスキルや手に職をつけたい」「正社員で働きたい」ということで、エンジニアとして新しくスタートされる方が多いです。
なかには、上場している会社でエンジニアとしてスタートされる方もいらっしゃいます。
年齢は若くスタートできる方がより良いですし、素直できちんと報連相ができることが前提となります。
エンジニアは営業職と違って「売り込む力」というよりは、きちんと情報を伝達できたり、理解できるというような基礎力が、前提として求められていると思います。
転職支援をされている上でのやりがいを教えて下さい。
面接対策などをしていると、求職者の方と距離感が近くなっていきます。
求職者の方の転職に至る背景や個人的な思いに触れていくなかで「その方の人生の分岐点に私は携わっているのだな」という責任感が、とても強く湧きおこります。
求職者の方に親身に対応していくなかで「田口さんのために頑張ります!」言ってくださる方もいて、自身の相手を思う気持ちがきちんと通じていたんだなと実感できて、モチベーションがとても上がります。
印象的だった転職者の方のエピソードを教えて下さい。
高知県でずっと郵便局で働いてきた、23歳の若い男性がいました。
家族愛、地元愛がとても強い方で、ずっと地元での転職を希望されていました。
しかし、IT業界に対する強い憧れがあり、どうしてもIT業界に行きたいという思いが彼にはありました。
そこで、きちんとIT業界の知識やお仕事の説明をさせていただいた上で「どうしてもIT業界にいきたいなら、東京に来てください」と伝えました。
現状としては、まだ地方でIT業界のキャリアを築くというのは難しいところがあります。
最初はかなり悩んでおられましたが、話を重ねるなかで上京されることを決意されました。
そして、無事にエンジニアへの転職を果たされ、東京でキャリアをスタートされました。
私の言葉を信じて、大好きな地元を離れて東京でキャリアを築く、と強く決意してくださったのです。
先日、その方と東京で一緒にご飯を食べる機会がありました。
東京には縁もゆかりもなく、知り合いもいなかったので、これからもわたしが頼りになれる存在であり続けたいと考えています。
転職支援をする上で、求職者の方に対して心がけていることは何ですか?
私自身がかつて転職エージェント使ったとき、業務的で一方的だったという印象で、不満を感じたことがありました。
そこで、私は持ち前のコミュニケーション力を活かして、求職者の方と「仲良くなる」ということを意識的にしています。
人力車をお仕事としてやっていた時代に、自身が信念としていたのが「お客さまに幸せとワクワクを届ける」でした。
そのスタンスは、現在のエージェント活動でも続いています。
転職は比較的ナーバスになりがちだと思いますが、そこをあえてワクワクに変えていけたら良いなと考えています。
目の前の求職者の方にとって、転職は人生でも数回しかないライフイベントです。
せっかくなら、新たな未来を作っていくワクワクを感じていただけたらなと思っています。
そのサポートを全力でしていきたいと思います!
これから転職を考えている方へのメッセージをお願いします。
私は転職者の方に「楽しく転職活動をしてほしい」と思っています。
人力車時代に培ってきた「人を楽しませる」という点を意識しながら、これからも転職のお手伝いをしていきたいです。
転職は、理想の未来に近づく大きなチャンスです。
求職者の方と、将来の夢やなりたい人物(尊敬する人物)像をきちんと共有し、そこに少しでも近づくためには「どのようなキャリアアップが必要なのか?」「どのような職種がいいのか?」ぜひ一緒に考えていきましょう。
その場限りの転職ではなく、人生がより楽しく豊かになるためのパートナーとして、向き合っていきたいと考えています。
ぜひ一緒に、理想の未来に近づくワクワクを感じましょう!